秋田県立博物館

Akita Prefectural Museum  
甘粛省交流員
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2008年6月26日
 今月の14日、甘粛省文化遺産を記念したセレモニーが博物館で開かれました。セレモニーがあることは数日前からなんとなく聞かされていたのですが、前日まで博物館は静かで、そんな様子はどこにもなかったのに、当日には博物館の入口に赤い絨毯が敷かれ、アドバルーンが並んでいたのには驚きです。



 この日は土曜日だったのですが、博物館職員は全員出席で、午前9時30分から博物館の入口でセレモニーが開かれました。博物館や考古所を統括する機関である文物局の副局長などが順に挨拶をした後、30分ほどでセレモニーは終了し、その後大勢の人が博物館に詰めかけました。

 午前10時から30分ほど、一般の人が持っている「お宝」を、博物館職員が鑑定することも行われました。翡翠らしい玉や仏像、書画など、さまざまなものが持ち込まれ、警備するはずの警官たちも一緒になって、鑑定結果を聞いていました。

鑑定の様子

 午前10時30分からは、博物館職員による講演会なども開かれ、博物館は終日満員でした。ちょっとしたお祭りのような騒ぎで、「開かれた博物館」の雰囲気を感じました。

博物館を紹介したパネル

2008年6月24日
 昼や夜の時間が長いことは前回書きましたが、こちらでは日の暮れるのも遅く、8時30分くらい(日本より1時間時差があるので、日本時間で9時30分くらい)にようやく日が暮れます。子供も大体9時30分くらいまで外で遊んでいます。

 さすがに毎日、全く知らないところで、よく分からない言葉の中で暮らしていると、少し息抜きがしたくなります。昼休みは暑くて(蘭州は真夏の暑さです。34度ぐらいあります)早々出歩けなくなってきたので、夕食後、気が向いた時に散歩をすることにしました。

 こちらは日本と違って湿度がない分、カラッとしていますが、マメに水分をとることが必要です。で、売店で水を買い(大体2元くらい)、近くの黄河まで散歩することにしました。黄河まで、今住んでいるところからだいたい10分ぐらいです。

 人の多い、雑多な通りをあるいていきます。この通りは本当にさまざまな店や人がいて、道ばたではさまざまなものが売られています。

 黄河の風景です。





黄河母子像

 なんだか色々考えているのがばかばかしくなるように思えるほど、雄大な風景です。そしてその中に、高層マンションなどたくさん建てられていて、人が生きていると思えます。写真だとどうも伝えられない部分が多くてもどかしいのですが、この風景に、30数度の熱風と、人いきれと、香料や汚物の匂いを足して見てみてください。きっと蘭州の雰囲気が伝わると思います。私はこの風景が大好きです。


2008年6月21日
 こちらでは昼休みというものがあります。大体12時から2時30分までで、みんなこの時間は家に帰って家族と昼食をとるそうです。これも職場に近い所に家がある所なら出来ることですが、北京などでは最近この昼休みがないそうです。

 博物館では、大体11時30分から午後3時までが昼休みです。昼食をとって、買い物をして帰っても十分時間があります。そして夜も5時30分に仕事が終わりますので、家で過ごす時間が十分すぎるほどあります。 

 私の場合、昼は少し(?)昼寝をし、中国語の勉強をします。夜は夕飯を作り、中国語を勉強し、インターネットをし、今日の日記を書き、時々(?)お酒を飲むことにしています。が、やはり時間を持てあましてしまうこともしばしば。で、今日はジャム作りに挑戦しました。

 家の傍に市場があって、大抵のものは売っているのですが、まだ買い方がよく分からないのでスーパーで買い物をしています。が、だんだん顔見知りも出来てきて、果物はこの市場のおばあさんから買うようになりました。少し前までは苺を売っていたのですが、最近は杏です。日本では季節関係なくいろいろな物が売られていることが多いのですが、こちらでは旬のものをスーパーや市場で売るようです。そのせいか、食べると甘いし、野菜の青臭い匂いもちゃんとします。

 日本では杏を食べたことがなかったのですが、高橋主幹が購入し、ジャムにしたと聞いて、私も挑戦してみることにしました。

 高橋主幹から聞いて作ってみました。材料は杏と白ワイン、蜂蜜です。杏は1斤(500グラム)2元でした。なのに蜂蜜9元、白ワインはなんと46元です!(20元だと思ったら違いました。間違えました)とても高いジャムです。

 杏(あんず)

 白ワインと蜂蜜

 作り方は簡単で、杏の皮をむき、白ワインと蜂蜜を適量鍋に入れ、あくを取りながら煮詰めます。時々見るのをさぼっていましたが、なんとか完成しました。少し焦げていますが、少しすっぱいジャムが出来ました。



 これなら縁日で売れるかな?

2008年6月19日
 蘭州に来て4週間が経ちました。慣れた面もありますが、まだまだ苦労することが沢山あります。

 言葉の問題がとても大きく、例えば昼食は高橋主幹と外で食べることにしているのですが、これが通じない。メニューを見ても大抵は分からないので、10元以下の安いものを注文します。当たりはずれがありますが、1つ頼んだつもりが2つ出てきたり、2つ頼んだつもりが1つしか出てこなかったり、水をもらうつもりが、ものすごいお茶が出てきたり、などということはしょっちゅうです。

 生活面でも色々と失敗をくり返しています。今まで考えもつかなかったのが、ゴミの問題です。
こちらでは、日本のようにゴミの分別や、収集日などはありません(最低、ビン、カンなどは分けますが)。アパートの前に青いゴミ箱があって、そこに家庭ゴミを出しておけば、日に何度か、リヤカーでゴミを収集する人が来て、持って行ってくれます。粗大ゴミなどは、どうするのだろうと思っていましたら、これもアパートの入口にかためて置いておけば、ある日突然なくなっていました。



 ゴミ袋も、日本のように指定の袋はありません。で、スーパーの袋を使います。前にトイレのことを書きましたが、トイレットペーパーを捨てる袋と、家庭ゴミを捨てる袋で、私は1日に2枚ゴミ袋を使います(他の人は違うと思いますが)。そうなると、マメにスーパーで袋をもらわないと、到底足りなくなってしまうのです。なんだか矛盾する話ですが、ゴミ袋が欲しいために毎日スーパーに通い、いりもしないものを買う日々が続きました。

 ある日、レジに行ってもスーパーの袋がもらえませんでした。いつも店員さんに、何か聞かれるのですが、よく分からないで黙っていたところ、どうも袋はいるかどうか聞いていたらしいのです。そして袋が有料だということを、ほんの先週になって知りました。大きな袋は0.3元、小さな袋は0.2元です。ゴミ袋をどうやってもらったらいいか、博物館の人に身振りで相談したところ、紙に「袋が欲しい」旨の中国語を書いてくれ、それをレジで示すようにしました。そこで多めにもらうことを学んだのですが、やはりゴミ袋がないと不便です。

 そんな不便な生活を続けていたのですが、今日ようやく、スーパーでゴミ袋を見つけました。ちゃんと売っていました。これでゴミ袋の問題は解決しましたが、実はまだまだ日常で見つけられないものがたくさんあります。今後も少しずつ探していくしかなさそうです。



2008年6月17日
 先日、6月8日は旧暦の端午の節句でした。

 中国では休日というものが基本的になく、一年が始まってから政府が休日を定めるそうなのですが、今年から端午の節句の日が休日になったようです(今年はその日が日曜だったため、振替で翌日の月曜がお休みでした)。

 南の方に行けば色々とお祭りをやっているとのことですが、蘭州では特に何もなく、家の戸にヨモギをかけ、その日は粽(ちまき)を食べるということでした。また、子供達は荷包(ホウバオ)という飾りを洋服につけるそうです。この日の前には、市場で荷包やヨモギなど、たくさん売られていました。

 荷包とは匂い袋のようなもので、一つ3元でした。今年は北京オリンピックのマスコットも売られていました。

荷包

 粽ですが、聞いたところによると、今は家でほとんど作る人はおらず、ほとんどの人がスーパーで購入するということでした。写真の粽は真空パックされています。私は茹でて食べました。甘いもの、煮豚の入っているものなどさまざまです。粽を食べる由来は、昔屈源という偉い人がいて・・と、日本でも聞く話です。興味のある方は調べて見てください。

真空パックの粽

私の朝ごはん

 アパートの下の階で、家の扉の前にヨモギの葉をさしていました。荷包やヨモギなど、匂いの強いもので、魔を払うという目的なのでしょう。もともと端午の節句は中国から日本に入ってきた行事ですが、同じようなことをするようで、少し違うところがあります。



 荷包やヨモギの売られている市場の写真を撮ろうと思っていたのですが、6月8日に撮ればよいと思ったのが間違いで、端午の節句の当日にはもうあまり売られていませんでした。元旦に正月飾りを売っているところの写真を撮るようなものだったのでしょうか。

2008年6月13日
 休日、高橋主幹と以前尤さんに案内してもらった、骨董品街に行ってみることにしました。

案内もなく、二人でバスに乗るのは初めての体験です。こちらのバスは降車を知らせるボタンなどないので、降りる時はドキドキでした。が、なんとか人について降りることに成功しました。

 骨董品街までは、だいたいバスで10分ぐらい、それから人通りの多い道を5分ほど歩くと到着します。「日曜はいろいろな店が出ている」と尤さんに教えられたとおり、古本屋や翡翠など売る店でごった返していました。

骨董品街

 過去の交流員から、ここで売られているものの95%は偽物だと言われていたので、そういう目で見ることにします。が、面白い!彩陶土器がゴロゴロ売られていて、高橋主幹はそれが欲しそうでした。私は小さくて綺麗なガラスの香水壷が欲しくて、そればかり見ていました。それから、ストラップによさそうなガラス細工などもたくさん売られています。中には石にちょっとエッチな絵がたくさん描かれたものなどありました。お土産に欲しい方はぜひご連絡下さい。たくさん売っています。

店の様子

 ここのお店は値段の交渉をしないと損と言われていたので、試しにちょっとやってみることにしました。翡翠の彫刻のようなものです。はじめいくらか、と聞いたら、「200元」と言われました。「高い!」と日本語で言うと、即座に80元まで下げてきました。それでも高かったので、それ以上値段を聞くのをやめましたが、いったいいくらまで下がるのでしょうか?

 古本や郵便切手なども売っており、北京オリンピックの記念切手なども売られていました。せっかく来たし、郵便切手ならそう値段も上がらないだろうと、台紙つきの記念切手を買うことにしました。28元でした。私は2シート、高橋主幹は1シート購入しました。が、後で切手の値段を合計すると、8元にしかなりません。ということは、台紙が20元・・・? 

購入した記念切手

 やっぱりぼられたようです。

2008年6月10日
 食生活のパターンがなんとなく出来つつあります。朝はパンと果物、昼はどこかに食べに行って、夜は自分で作ります。おかげで日本にいるより健康になりました。

 昼は毎日博物館周辺の店に入ってみるのですが、毎年秋田から蘭州に行った交流員の人たちがハマった牛肉麺には、何故か私も高橋主幹もそうハマらず、ほぼ毎日、違ったものを食べています。

 最近のお気に入りは羊肉の串焼きで、20本20元ほどします。これに「面片」という、2㎝四方ぐらいのワンタンの皮のようなものが入った汁を頼めば昼は十分です。串焼きは唐辛子や山椒などの香辛料がかかっていて、シシカバブに似た味がします。羊肉によく合う香辛料です。

羊肉の串焼き

 それから、蘭州料理なのか分かりませんが、「上湯砂鍋」というものです。これも辛くありません。ご飯かイースト菌の入っていない硬いパンと一緒に食べるのですが、大体鍋だけでお腹がいっぱいになります。これがだいたい5~7元ぐらいです。1元がだいたい日本円で15円ぐらいですから、日本の相場で考えると随分安いでしょうか。豆腐や春雨の太い麺、昆布などがたくさん入っていて塩味です。それに香菜がたっぷりかかっています。私や高橋主幹は、香菜は大丈夫ですが、蘭州の料理にはたいてい香菜がかかっているので、苦手な人は苦手かもしれません。

上湯砂鍋

硬いパン

 実は蘭州に来てまだ食べていないのが餃子です。餃子や肉まんのようなものが食べたくて、いつも探すのですが見つけられません。王勇さんに聞いてみたところ、餃子は家庭で作るもので、わざわざ店に行って食べるものではないそうです。今度作り方を教えてもらえるとのことでした。

 しかし、食べられないと思うとますます食べたくなるのが人間の心情です。今日は土曜日で休みだったので、見よう見まねで水餃子を作ってみました。



 今まで秋田にきた蘭州の交流員の方たちから、いろいろな餃子を食べさせてもらっているので、味を思い出しながら作ったのですが、これが不味い! 具の材料はブタ挽肉と、椎茸と、生姜とネギですが、敗因は五香粉でした。確か前ご馳走になった時に、五香粉を使っていたなあと思って入れてみたのですが、食べた後、口の中が異常にスースーします。しかし調子にのってたくさん作ったので、あと3日は食べ続けないといけないでしょう。おまけに高橋主幹にもおすそ分けしてしまいました。すみません。

 ということで、作り方を教えてもらった後、私の餃子はどう変わるのでしょうか。いずれ正しい餃子の作り方については後日ご報告させていただきます。

2008年6月7日
 蘭州の方が本当に親切にしてくださるので、毎日生活することができています。なんとかスーパーで買い物することを覚え、知らない店に入って適当に料理を注文することを覚えました。が、やはり細かいところにカルチャーショックを感じています。

 蘭州へ行く交流員達が、密かに困っていることがお茶だそうです。好みのお茶を、どのように入手するか、みなさんそれぞれ工夫をしているようでした。

 それは知っていたのですが、とにかく飛行機に持ち込む荷物を20㎏までにしないと、超過料金を取られてしまうため、なんとか荷物を減らそうとして、好みのお茶を入れてこなかったのは失敗でした。こちらにも緑茶はあるのですが、日本のものと違ってなんとなく甘いのです。それから、コーヒーが飲みたくて、スーパーで買ってみたのですが、これがなんとクリーム砂糖入りです。私は普段ブラックで飲むので、ちょっと甘い・・。



 現在飲んでいるのが下の写真です。ハーブティが飲みたくて、スーパーで買ったものです。レモンの風味がしてさわやかな味ですが、やはり甘い・・。緑茶の甘さでしょうか。お菓子には合いますが、料理にはちょっと合いません。



 次のお茶が、こちらに来てから尤さんに教えてもらったお茶です。菊茶というそうです。カモミールティに似た味がします。これは後で、王勇さん(注・かつて秋田に来た研修員)から、辛いものを食べた後に体を冷やすのによいお茶だと教わりました。これは比較的甘くありません。



 今日、甘粛省博物館の中の喫茶室に、「珈琲」と書かれていたので、もしかしたらドリップ式の珈琲が飲めるかもしれないと、高橋主幹と入ってみたのですが、前述のネスカフェの箱が並んでいたので、断念しました。以前に行った韓国でもお茶は甘かったから、香辛料をたくさんとる国では甘いものが好きなのかもしれないと思いました。

 が、今ちょっと思い直しました。今日の夕食で、こちらで買ったケチャップを食べたのですが、全然甘くないのです。トマトピューレに似ているようです。

 また、アパートに帰る途中に、いつも並んでいるまんじゅうの店があって、美味しいのだろうか、いつか食べてみたいような話をしていたら、今日王勇さんがわざわざ並んで買ってきてくれました。パイの中にグリンピースの餡の入っているもので、「緑豆餅」と書いています。(写真)口当たりが良く、人が並ぶだけあってとても美味しいのですが、これも甘くないのです。ということは、蘭州の人は甘いものばかりを食べているわけではないらしい・・・。そして初めて、苦い味が苦手なのではないかと思いつきました。こちらでは苦いものをまだ食べていません。



 香辛料をたくさんとる国の人は苦いものが苦手、という仮説は合っているでしょうか。

2008年6月5日
 だんだん人間らしい食事ができるようになってきました。昨日炊飯器がうまく使えなかったので、今日は生まれて初めて鍋で御飯を炊くのに挑戦しました。初めてのわりにはうまくいき、これなら必要な量が炊けるので便利です。

 昨日は一人でスーパーに行って満足な買い物ができなかったので、今日は高橋主幹(注・生涯学習課から派遣のもう一人の交流員)についていってもらうことにしました。昨日生姜が買えなかった理由が分かりました。必要な分だけ野菜をとって、袋に入れた後、専用の計りに載せてどこかのボタンを押すと、グラム(斤?)と、値段の書かれたシールが出てくるので、それを袋に貼ってレジに出さないといけないらしいのです。まだその操作は出来ませんが、今日はなんとかキャベツと豚肉、パンなどを買うことができました。ひとまずホッとしました。



 写真の鶏肉は、高橋主幹が買ったものをおすそ分けしてもらったものです。グロテスクな色ですが、焼き豚に似た味です。今日は市場で新鮮なイチゴを買うこともできました。毎日が冒険で、少しずつですが、進歩してきています。ただ、買い物はまだ、きちんと値段の書かれているものしか買えないことと(値段の書かれていないところだとボラれる可能性があります)、とりあえず1斤(500グラム)単位でしか買えないので、一人で食べるには大量の食料を買うことになります。高橋主幹と半分ずつにしていますが、それでも多い! 早く半斤単位で買い物ができるようになりたいものです。

2008年6月3日
 さっきから子供がドンドンと扉をたたいています。さっき来た子供にお菓子をあげてしまったので、何人か入れ替わりやってきます。

 こちらは毎日30度を越す暑さです。でも空気が乾燥しているせいか、日本ほど暑さを感じません。こちらに来てから寝ても寝ても眠くてたまらず、みなさんには申し訳ありませんが、暇さえあれば眠っています。

 今日午後は尤さんが白塔山公園に連れて行ってくれました。こちらの観光名所らしく、色々な人がいました。高台を登ったら、黄河と蘭州の町が一望できます。伝統的な町と、数十階建てのビルディングが混在する、不思議な風景を見ることができます。

白塔山公園

白塔山公園から見た風景

 連日尤さんにつき合っていただいていては申し訳ないので、今夜は初めて自炊に挑戦しました。(写真)が、今の私の精一杯です。チンゲンサイと鶏肉のスープです。尤さんに以前つれていってもらったスーパーなら買い物できるだろうと行ったのですが、肉と野菜は計り売りで、店員に何斤(キロではない)と言わないといけないのです。が、まだ言葉が不自由で、複雑な買い物はできません。幸い、卵とチンゲンサイと鶏肉は、パックで売っているものがあったので、それを買いました。生姜も欲しかったので、適当に2~3本、ビニール袋に入れてレジに持って行ったら、何故か買うことができませんでした。言葉が分からないのでなんとも言えませんが、多分重さが足りなかったのだと思います。本当は生姜と豆腐を入れたかったのですが、残念です。



 アパートの隣は市場で、新鮮な野菜が山ほど売られています。しかし、今は言葉が分からないために、その宝の山を、指をくわえてみているしかないのです。辛いです。やはり言葉を覚えるのは非常に大切なことなのだと実感しました。

2008年6月1日
 蘭州市(らんしゅうし)に到着して4日が経ちました。町の風景より何より、まず日本ではかいだことのない匂いに、異国に来たことを感じます。以前、韓国に行った時には、韓国の人が飲むトウモロコシのお茶の匂いがしたのですが、蘭州市は、ニンニクと香辛料と油の匂いがします。それも初めの数日で、徐々に慣れてきました。果たして日本に帰った時には、どんな日本の匂いを感じるのでしょうか。

 蘭州市内

 初日から、昨年秋田県立博物館で研修した交流員の尤(ゆう)さんが、つきっきりで色々なところを案内してくれます。尤さんは忙しいのに、本当に感謝です。おかげで生活用品も少しずつそろってきました。生活は何とかなりそうですが、慣れないのは水とお風呂とトイレです。

 中国では生水が飲めないので、ミネラルウオーターを購入するか、水を沸かして使います。飲料水のポットが家の中にいくつかあります。電気湯沸かし器は尤さんが買ってくれました。飲料水は大丈夫ですが、果たして野菜などを洗う時にも沸かした水を使うのか、歯を磨く時の水は大丈夫なのかと、色々気になるところです。まだ料理をしていないので、このお話はまた後で。

 お湯をためるポット

 アパートはトイレとシャワーが一緒で、いつも苦労します。まずトイレですが、日本のようにトイレットペーパーをトイレに流しては詰まってしまうので、別に捨てます。これは非常に抵抗があります。また、スーパーを探しても芳香剤のようなものが見つからないので、匂いが気になります。この辺り、徐々に改善できるのでしょうか。

 また、お風呂はなく、シャワーを浴びますが、トイレと同じ狭い部屋なので、シャワーを浴びる準備が一苦労です。トイレットペーパーとトイレのゴミ箱を外に避難させてから、シャンプーなどのお風呂グッズを便器の上に置き、シャワーを浴びます。下がコンクリートなので、サンダルを履いてシャワーを浴びます。シャワーを浴びて体を拭いた後、濡れた便器を綺麗に拭き、サンダルも綺麗に拭いてお風呂グッズをしまい、トイレットペーパーなどをまた元に戻します。この作業が、まだ慣れません。

 シャワーとトイレ

 今の中国の家は違うようですが、私のいるアパートはこんな感じで苦労しています。トイレとシャワーに慣れたら、こちらの生活は快適になるはずです。

 滞在しているアパート


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