- 受入番号
- 歴キ236
- 資料名
- 駕籠(かご)
- 法量
- 全長370.0cm 高さ109.0cm
- 年代
- 江戸時代
- 材質・技法・形状
- 木製・漆
- 資料解説
- これは駕籠と呼ばれる江戸時代の乗り物で、秋田藩に仕えていた武士が使用しました。駕籠の作りは横に扉があり、全体に漆(うるし・ウルシの木からとった樹液で作った塗料)が塗られ、中にはござ(たたみの表)を敷くなど、快適に過ごせるような工夫がこらされています。移動する時には、複数の人が前後から担いで運びました。この駕籠は秋田藩士であった小貫(おぬき)家に伝わったものです。江戸時代の小貫家は石高(こくだか)で94石余りの土地を藩主から与えられており、秋田藩では中級藩士に位置づけられます。なお小貫家の駕籠は、当時の武士の間で広く用いられていた「権門(けんもん)駕籠」に該当すると思われます。