生駒塗 流水文平鉢
- 受入番号
- 工コ174-1
- 資料名
- 生駒塗 流水文平鉢
- 展示の有無
- 無
- 法量
- 直径36.0㎝ 高さ5.5㎝
- 材質・技法・形状
- 木・漆
- 制作年代
- 昭和50年代
- 作成地
- 秋田県秋田市
- 作成者
- 生駒親雄（いこまちかお・1919年～2006年）
- 資料解説
-
これは生駒塗の平鉢（ひらばち・鉢としては平たく皿よりも深めの食器）です。生駒塗は秋田市の生駒漆芸工房で生産された漆（ウルシの木の幹からとれる樹液）塗りの工芸品です。生駒漆芸工房は東京美術学校（現東京藝術大学）で漆芸（漆を用いた工芸）を学んだ生駒親雄により昭和25（1950）年に設立されました。
生駒塗は朱塗りの鮮やかさが持ち味で、装飾のない無地仕上げのものや朱と黒とのコントラストを大胆に生かしたものなどがあります。
平成18（2006）年に生駒親雄が他界してからは工房の職人が生産を続けていましたが、やがて工房も閉業となり生駒塗は途絶えてしまいました。