道三作 上絵付八角皿

受入番号
工コ271
資料名
道三作 上絵付八角皿
展示の有無
法量
皿幅最大17.0㎝ 高台径9.3㎝ 高さ2.7㎝
材質・技法・形状
土、陶器
制作年代
明治時代
作成地
秋田県秋田市
作成者
長康亭道三(ちょうこうてい どうさん・1811年~明治期)
資料解説
これは長康亭道三が製作した、楽焼(手とへらだけで形を作り、低温で焼いた陶器)の皿です。白化粧(色のついた土に白色の化粧土を塗る技法)をしたやわらかい素地に、淡い紅や緑色の下絵具で、唐人画(中国の人の絵)が描かれています。
道三は仙北市田沢湖町の生まれで、江戸末期に寺内焼窯で磁器を焼き、晩年は秋田市八橋に移り住み作陶したといわれています。若いころは京都の仁阿弥道八(にんなみ どうはち・京焼を代表する陶工)の門に入り修行したともいわれていますが、詳しい経歴はよくわかっていません。この楽焼は道三が八橋に移ってから、晩年焼いたものと考えられます。