- 受入番号
- 地コ34-2
- 資料名
- 花こう岩(薄片)
- 展示の有無
- 有
- 法量
- プレパラート(25mm×50mm)
- 数量
- 1
- 採集地
- 愛知県岡崎市米河内
- 英語名
- Granite
- 標本分類
- 岩石薄片
- 地質時代
- 白亜紀
- 地層名
- 領家帯 武節花こう岩
- 資料解説
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花こう岩は石英、長石、雲母を主成分とする白っぽい岩石です。大陸地殻をつくる主要な岩石で、地下のマグマだまりの中でマグマがゆっくり冷えて固まってできたものです。
花こう岩を観察すると、石英やカリ長石、斜長石などの無色鉱物と黒雲母などの有色鉱物が大きな結晶となって集合しています。このように、同じくらいの大きさの鉱物が集まっているものを等粒状組織といいます。この標本は日本では数少ない、白雲母を含む花こう岩です。開放ニコルでは黒雲母(bi)が目立ちますが、直交ニコルにすると白雲母(mu)も黒雲母同様に鮮やかな色を示します。
画像について
オープン: 開放ニコル(岩石薄片を1枚の偏光板を通った光で観察する方法)
クロス : 直交ニコル(岩石薄片を2枚の偏光板の間に置いて観察する方法)
動画 : 直交ニコルの状態で顕微鏡のステージを回転した画像です。鉱物の色が変化し、まるで万華鏡を見ているようです。