- 受入番号
- 地イ-6-31
- 資料名
- アニアイトチノキ
- 法量
- 13×10×3㎝
- 数量
- 1
- 採集地
- 北秋田市阿仁
- 英語名
- Aesculus majus
- 標本分類
- 植物化石
- 地質時代
- 新第三紀中新世
- 地層名
- 鳥坂川層
- 資料解説
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アニアイトチノキは阿仁合型植物群の特徴種の一つです。
阿仁合型植物群は、秋田県北秋田市阿仁地区の阿仁合層から産する植物化石群です。トチノキ科をはじめクルミ科やカバノキ科などの落葉広葉樹と、マツ科、スギ科などの針葉樹が多く、現在よりやや冷涼な気候の温帯林だったと考えられています。
この標本の産地である鳥坂川層は、阿仁川支流の鳥坂川の周辺に分布する、およそ2200万~1900万年前の地層です。これまでの阿仁合層の下部と大又層の上部をあわせて命名された地層で、最上部には炭質物に富む頁岩と泥岩の層があり、そこから植物化石がたくさん見つかります。