フジタキリガイダマシ

受入番号
地キ323
資料名
フジタキリガイダマシ
展示の有無
法量
殻高6㎝
数量
1
採集地
男鹿市五里合 安田海岸
標本分類
動物化石
地質時代
第四紀更新世
地層名
潟西層
学名
Turritella andenensis
資料解説
キリガイダマシ類は細長い巻貝で、殻頂からネジ山のようにらせん状に続いているすじ(螺肋:らろく)があります。この螺肋の本数などによって種の分類がなされています。
 このフジタキリガイダマシはおよそ10万年前~◎万年前の浅い海でできた潟西層(かたにしそう)産で、それよりも古い地層から産出する仲間に比べて螺肋の数が多く、太いすじと細いすじがたくさんあります。フジタキリガイダマシは現在も日本海に生息している種で、男鹿半島安田(あんでん)産の化石を基に新種として記載され、その学名トゥリテラ・アンデンエンシスには安田の地名が取り入れられています。