クニマス
- 受入番号
- 生ホ2,生イ25‐8
- 資料名
- クニマス
- 文化財指定
- 登録記念物
- 展示の有無
- 有
- 法量
- 全長278mm
- 学名
- Oncorhynchus kawamurae
- 和名
- クニマス
- 科名
- サケ科
- 資料解説
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クニマスは田沢湖の固有種で、1925年に新種として記録されました。同じサケ属のヒメマスと似ていますが、ヒメマスは水深数mから15mの湖底で産卵するのに対し、クニマスは水深40ｍから200ｍと、深い湖底で産卵する特性があります。1940年、農業用水の確保と発電を目的に、田沢湖へ玉川の強酸性水の導水が進められた結果、田沢湖のクニマスは絶滅してしまいました。
環境省のレッドリストにおいて、クニマスは絶滅（EX）ランクでしたが、 2010年に山梨県の西湖でクニマスが発見され、現在は野生絶滅（EW）へと変更されています。田沢湖産のクニマス標本は世界に17個体あり、そのうちの1個体が秋田県立博物館に収蔵されています。
- 音声解説
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クニマス