- 受入番号
- 真コ1
- 資料名
- 酒銘
- 法量
- 縦18.0cm 横69.0cm
- 年代
- 1814年(文化11年)
- 材質・技法・形状
- 紙本墨書・巻子
- 署名・落款
- 菅江真澄(すがえ ますみ・1754年~1829年)
- 資料解説
-
菅江真澄は秋田県南部で酒造業を営む佐藤太治兵衛のために酒の名前を考えました。
この文書には「御代ノ松(みよのまつ)」「千世ノ春(ちよのはる)」という、この酒を飲んで長生きできるようにめでたい名前をつけたと書かれています。
菅江真澄は佐藤太治兵衛の酒が良い酒であることを雅な文体で記し、二つの酒の銘柄を上句に折り込んだ和歌を詠みました。この文書は真澄が教養を備えた文人として、秋田の人びとに高く評価されていたことを示す資料です。