- 受入番号
- 真コ278
- 資料名
- 斯伎具佐波夫伎夫美
- 法量
- 縦24.0cm 横17.0cm
- 資料解説
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これは武士の作法や習慣をまとめた『四季草(しきぐさ)』という本を、真澄が書き写したものです。「はぶきふみ」とは抜き書きのことで、本の一部を書き写したという意味です。真澄に『四季草』を貸してくれたのは秋田藩士高階貞房(たかはしさだふさ)でした。貞房が所有していた『四季草』は、当時流布していた※手書きの写本でした。真澄は貞房に宛てた書簡(文政7年1月5日付け)で写本を長々と借りていることへの謝辞を述べています。
※伊勢貞丈(いせさだたけ)著『四季草』(全7冊)は1778年(安永7年)成立。版本は1837年(天保8年)刊行。版本刊行以前に流布していた手書きの写本(6冊本)の存在が知られている。