- 受入番号
- 真8
- 資料名
- 詠歌題「寄蛙恋」
- 法量
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縦18.1㎝ 横17.5㎝
- 材質・技法・形状
- 色紙
- 資料解説
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歌題(かだい)を歴史的仮名づかいで表記すると、「かはづによするこひ」となります。「~によする~」を寄物題(きぶつだい)といい、ある景物に寄せて心情を述べることを求める題のことをいいます。寄物題は、勅撰集では金葉集以降に多く見られ、近世まで盛んに詠まれました。小色紙に書かれたこの歌は、「うき人の影見ぬ水にすむ蛙(かはづ)池の心に鳴(なか)ぬ日もなし」と詠みます。