- 受入番号
- 真2
- 資料名
- 小雄鹿図
- 法量
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縦125㎝ 横103.5㎝
- 材質・技法・形状
- 軸装
- 資料解説
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横手の画人・西宮四壁(生没年不明)の画に、真澄の手によって「小雄鹿(さをしか)のうらの浜木綿(はまゆふ)ふみしだき百重(ももへ)に思(おも)ふ嬬(つま)や恋(こ)ふらむ」という和歌が書かれています。「さをしか」は、妻を求めて鳴くものとして、『万葉集』から用例が見られます。真澄の歌は、『万葉集』ではよく知られる「み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思へど直(ただ)に逢わぬかも」(巻四496・柿本人麻呂)に通じる読みぶりとなっています。