展示概要
全国有数の鉱山県だった秋田県に住んでいても、その歴史については意外に知らない事実が多いものです。県内各地に残る絵画資料、古文書、写真、採掘用具などは、忘れかけた「鉱山の記憶」をよみがえらせてくれます。
大地の恵みと技術・社会との関係史という視点で、縄文時代の原始的な鉱物利用から国家的な編成を受けて鉱業の原型が作られた近世、工業界・近代化の一翼を担った近代までの歩みを、鉱物、絵図、絵画、写真、パネル等で紹介します。
人・技術・社会の出会いが生み出した歴史絵巻をお楽しみください。
展示期間
2011年9月17日(土曜日)から2011年11月27日(日曜日)まで
主な展示資料
- 大地の恵み
- 県内各地の鉱石
- 縄文時代の珪質頁岩
- 黒曜石
- 院内銀山の勃興
- 梅津政景日記(県指定文化財、秋田県公文書館 所蔵)
- 院内銀山記(秋田県公文書館 所蔵)
- 院内銀山鋪岡略絵図(個人 所蔵)
- 金銀山から銅山へ
- 阿仁鉱山付近絵図(当館 所蔵)
- 尾去沢鉱山作業図屏風(県指定文化財、鹿角市教育委員会 所蔵)
- 加護山銀絞方仕法(大館市立中央図書館 所蔵)
- 鉱山の近代
- 小坂鉱山資料(小坂町立総合郷土博物館 寄託)