展示概要
徳川将軍家を中心として幕府と各藩で全国の統治を行った江戸時代は、戦争のほとんどない「平和」の時代であり、歴史上特異な時代です。その260余年は、現在まで続くその後の歴史と日本文化に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。東北においても、関ヶ原合戦前後における武家各氏の動きとその後の徳川家康による領知割りによって、「平和」の時代の到来とともに、新たな秩序がもたらされました。また、その時代が終焉を迎える戊辰戦争での東北諸藩の動きは、徳川将軍家と東北が浅からぬ関係にあったことを物語っています。
徳川の“泰平の世”はいかにして築かれ、繁栄したのか。
今まさにその世を築いた徳川家康の没後400年。江戸という泰平の時代を東北との関係を中心に振り返りたいと思います。そして、東日本大震災からの復興途中にあるここ東北に、次なる“泰平の世”が到来することを祈念して止みません。
展示期間
2015年9月12日(土曜日)から2015年10月25日(日曜日)まで
開館時間
9時30分から16時30分まで
休館日
毎週月曜日
月曜日が休日の場合は次の平日
観覧料金
一般1,000円、高校生500円、小中学生300円
団体:一般800円、高校生400円、小中学生240円
関連イベント
記念講演会「徳川の『平和』と東北」
開催日:2015年9月12日(土曜日)
時間:13時30分から15時まで
場所:当館1階講堂
講師:德川 恒孝 氏(德川記念財団理事長・德川宗家18代当主)
聴講料:無料
事前申し込みが必要となります。
特別講座「東北が拓く江戸の未来」
開催日:2015年9月27日(日曜日)
時間:13時30分 開始予定 注:講師の都合により遅れる場合があります。
場所:当館1階講堂
講師:德川 家広 氏(德川記念財団理事・長崎大学客員教授)
聴講料:無料
事前申し込みが必要となります。
歴史学習会「佐竹氏秋田転封は左遷だったか」
開催日:2015年10月18日(日曜日)
時間:13時30分から15時まで
場所:当館1階学習室
講師:新堀 道生(当館学芸主事)
参加費:無料
展示解説会
開催日:毎週日曜日
注:2015年9月27日(日曜日)、2015年10月18日(日曜日)を除く
時間:13時30分から
場所:企画展示室
解説者:展示担当者
観覧券が必要となります。
いざ!記念撮影!~甲冑を着て武士気分~
当館に収蔵されている、江戸時代の甲冑を実際に着用し、記念撮影ができます。
鎧と兜、更に背景には徳川家の家紋の入った陣幕、脇にはかがり火という舞台装置も充実。武士の気分を盛り上げてくれます。
武士が身につける鎧と兜の重さ、着心地などを実際体感しながら、江戸時代について理解を深めてもらうのが目的です。
子供から大人まで楽しんでいただけます。特別展ならではの、活気と知的興奮にあふれる博物館のイベントです。
開催日
2015年9月12日(土曜日)、2015年9月13日(日曜日)、2015年9月19日(土曜日)、2015年9月21日(月曜日)、2015年9月22日(火曜日)、2015年9月23日(水曜日)、2015年9月26日(土曜日)、2015年10月3日(土曜日)、2015年10月10日(土曜日)、2015年10月12日(月曜日)、2015年10月18日(日曜日)、2015年10月24日(土曜日)、2015年10月25日(日曜日) 計13回
時間:10時から11時まで
場所:わくわくたんけん室