菅江真澄が亡くなって今年で190年。「菅江真澄遊覧記」は、地域の歴史や文化を、江戸時代後期に書きとめた「記憶のかたち」です。郷土の伝統を学び、未来に引き継ぐための200点余りの資料を紹介します。
展示期間
2018年9月22日(土曜日)から2018年11月4日(日曜日)まで
開館時間
9時30分から16時30分まで
2018年11月1日(木曜日)からは16時閉館となります。
休館日
毎週月曜日
月曜日が休日の場合は次の平日
主な展示資料
国重要文化財「菅江真澄遊覧記」89冊
初公開資料:菅江真澄が使っていた本 手沢本(しゅたくほん)、真澄が絵を描いたとされる板壁、真澄が書いた神社の棟札
展示構成と資料
第一章 旅と日記
信濃の旅から秋田の旅まで
各地の旅について順に紹介します。
第二章 記録の視点 ところ、ためし、うつわ
- 真澄が記録した土地、習俗、器・モノ
- 粉本稿にある言葉「世にことなれるところ、…うつわ、…ためし」の代表例を紹介します。
- 「うつわ」については、実物資料と対比して紹介します。
第三章 交流の譜
- 人との交流を示す遺墨資料
- 掛軸、短冊、書簡などを紹介します。
- 初公開資料:伝真澄描画「佐藤太治兵衛家旧蔵板壁」
第四章 学びの方法
- 真澄はどのように学びを深めたか
- 手沢本、書写本、随筆
- 初公開資料:真澄手沢本「榊葉日記」
第五章 名所を謳う
土地のよさを歌や図絵に表現する
勝治臨毫など、真澄の視点から名所を紹介します。
第六章 地誌を編む
- 平鹿郡と仙北郡の詳細な記録
- 地誌の平鹿郡14冊、仙北郡24冊の全点を開帖。
- 初公開資料:真澄自筆「藤杜神社棟札」
付帯展示 真澄を楽しむ
学び方・読み方それぞれ
写真、版画、イラスト、紙芝居で楽しみながら学びます。
会場:ふるさとまつり広場
関連イベント
菅江真澄没後190年記念シンポジウム(兼)全国菅江真澄研究集会
真澄の今 ゆかりの地からの発信
共催:菅江真澄研究会
開催日:2018年9月29日(土曜日)
時間:13時から16時40分まで
会場:秋田県生涯学習センター3階 講堂(秋田市山王中島町1-1)
定員:300名
参加費用:無料 どなたでもご参加いただけます。
事前申し込みが必要となります。
申込み先
秋田県立博物館
〒010-0124
秋田市金足鳰崎字後山52
電話番号:018-873-4121
ファクス:018-873-4123
E-メール:info@akihaku.jp
菅江真澄研究会が記念誌を刊行しますので、研究会員は研究会宛お申し込みください。当日、参加者全員にシンポジウムレジュメを配布します。
注:一般の方は申し込みが必要となります。
菅江真澄講話会 はじめての真澄学
真澄の足跡をたどって
協力:菅江真澄研究会
開催日:2018年10月5日(金曜日)
時間:13時30分から15時まで
会場:秋田県立博物館1階 学習室
定員:先着40名
事前申し込みは不要です。
開場は午後12時30分からとなります。
講師:角崎 大(当館学芸主事・真澄担当)
菅江真澄の不思議
開催日:2018年10月19日(金曜日)
開催日:13時30分から15時まで
開場は12時30分からとなります。
会場:秋田県立博物館1階 学習室
定員:先着40名
事前申し込みは不要です。
講師:小笹鉄文(菅江真澄研究会会長)
いづこにか旅人は行ぞ 菅江真澄の旅姿
開催日:2018年11月2日(金曜日)
時間:13時30分から15時まで
開場は12時30分からとなります。
会場:秋田県立博物館1階 学習室
定員:先着40名
事前申し込みは不要です。
講師:永井 登志樹(菅江真澄研究会副会長)
ビデオ上映会 菅江真澄の旅(2022年紀伊國屋書店制作)
開催日:2018年9月28日(金曜日)、2018年10月12日(金曜日)、2018年10月26日(金曜日)
時間
10時から12時30分まで
真澄の生涯、青森・津軽編、岩手編 各編約45分
13時30分から16時まで
北海道編、青森・下北編、秋田編 各編約45分
会場:秋田県立博物館1階 スタディルーム(菅江真澄資料センターの奥)
定員:30名
事前申し込みは不要です。定員内は出入り自由となります。
展示解説会
開催日:2018年9月23日(日曜日)、2018年10月14日(日曜日)、2018年10月28日(日曜日)
時間:10時から11時まで
会場:秋田県立博物館2階 企画展示室
案内:担当学芸職員
定員:15名程度
事前申し込みは不要です。