ショウキサマ

東日本から東北地方にかけて、集落の境に大きな人形を立てる風習があります。この人形は集落に病気や災いが入ってこないように守ってくれる神様で、秋田県内では「カシマサマ(鹿島様)」や「ショウキサマ(鍾馗様)」「ニオウサマ(仁王様)」など、さまざまな名称がつけられています。
能代市二ツ井町小掛では、集落の入り口二ヶ所に男女一体ずつのショウキサマを祀ります。それぞれ杉の葉で身体を覆い、腰に大小の刀、腰蓑をつけています。男女の違いは木製の性器で区別されますが、男性神のほうは特に煙管をくわえています。

写真:ショウキサマ

展示期間

2020年10月2日(金曜日)から2020年11月17日(火曜日)まで

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