大館・真崎文庫の真澄関連資料

展示概要

大館市立栗盛記念図書館が蔵する真崎文庫は、明治から大正にかけて郷土史家として名を成した真崎勇助が収集した資料群です。真崎勇助の没後、遺族から大館の栗盛家に譲渡、戦後になって大館市に寄贈されました。真崎文庫には、菅江真澄の自筆資料である「菅江真澄著作」(県指定文化財)が含まれているほか、秋田県の歴史や文化史にかかわる貴重な資料があります。
菅江真澄資料センターは、開設以来、真崎文庫に関わってきましたが、特に2016年(平成28年)からは真崎文庫の内容を紹介する「真崎コレクション展」を大館市立栗盛記念図書館(2016年当時の名称は大館市立中央図書館)でおこない、その準備等の機会を得て、同文庫の理解に努めてきました。
真崎文庫では、県指定文化財ばかりではなく、大館市指定文化財となっている資料の中にも、真澄の自筆が含まれる資料や真澄研究の上ではよく使われている資料があります。中には、『菅江真澄全集』等で紹介されてこなかった資料もあります。
今回の展示は、5年にわたる「真崎コレクション展」の成果の一端を紹介するものです。

展示期間

2021年7月10日(土曜日)から2021年9月5日(日曜日)まで

Copyright (C) Akita Prefectural Museum, All Rights Reserved.