展示概要
八郎潟町出身の近江谷栄次は、土崎港町の豪商の養子となり、近代化が進む時代の中で、地域の産業振興のために尽くした人物です。
その子息、小牧近江は、若い頃から海外で学び、わが国のプロレタリア文学の先駆けとなる雑誌『種蒔く人』を仲間とともに創刊しました。
『種蒔く人』が土崎で創刊されて100年となる今年、異なる分野で功績を残した父と子の歩みを、解説と展示で紹介します。
展示構成
総資料点数(概数) 約50点
父 近江谷栄次
- 生い立ち
- 近江谷栄次の事績
- 栄次と井堂
子 小牧近江
- 生い立ち
- パリ留学
- 『種蒔く人』
- 文学と外交と
- 戦後の小牧近江
主な展示資料
- 栄次胸像、小牧卒業簿(秋田市立土崎小学校 所蔵)
- 緊要書類(秋田銀行 所蔵)
- 栄次告辞、開園時写真(土崎幼稚園 所蔵)
- 小牧著作(秋田県立図書館 所蔵)
- 栄次・小牧書簡、小牧遺品(あきた文学資料館 所蔵)
関連イベント
『種蒔く人』創刊100周年記念 父・近江谷栄次 子・小牧近江
講師:北条 常久 氏(秋田県生涯学習センター シニアコーディネーター 文学博士)
日時:2021年10月31日(日曜日)
時間:14時から15時30分まで
場所:本館1階 講堂
定員:60名
参加費:無料
事前申し込みが必要となります。
注:終了しました
展示解説資料:先覚記念室で来館者のみなさんへ配布いたします。