展示概要
七夕絵どうろうは今から300年ほど前、佐竹南家義安に輿入れした京都鷹司家の姫が、京都を懐かしがって屋敷内に七夕の短冊や灯籠などを飾ったことがはじまりといわれています。この行事は、かつては旧暦の7月6日から7日に行われていましたが、年中行事などが新暦で行われるようになってから、ひと月おくれの8月に変わりました。現在では8月5日から7日の3日間行われています(2021年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止になりました)。
湯沢の絵どうろうは美人画を題材としものが良く知られていますが、昔話の題材や七福神などのめでたい絵柄も好んで描かれました。趣向をこらした絵灯籠や七夕飾りをつけた笹飾りは7日の夜まで通りを飾り、その後は物干し竿や、畑の「すずめぼい(雀除け)」などに再利用されました。
展示期間
2021年6月11日(金曜日)から2021年8月22日(日曜日)まで