干支というと、12匹の動物を思い浮かべがちですが、正確には「十干十二支」といって、1月を3等分した10の符号(十干=甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と、月ごとの符号(十二支=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせたもののことをいいます。はじめは日にちをあらわすためのものでしたが、年を数えることにも用いられるようになり、やがて、方角や順序、時間などを示す際にも用いられるようになりました。
十二支に動物の名を当てるようになったのは、中国の戦国時代(紀元前480年から247年)頃です。文字が読めない人のために、わかりやすく動物の名で表現したといわれています。十二支と動物とを結びつけることによって、生まれ年と動物に関するさまざまな俗信や迷信が生まれるようになりました。
展示概要
2021年12月3日(金曜日)から2022年2月1日(火曜日)まで