展示概要
古代の城柵跡と認識されながらも、歴史書に該当する記述がないことから、「無名不文の遺跡」と評されていた払田柵跡について、秋田県では昭和49年に払田柵跡調査事務所を開設して、調査・研究を進めてきました。
この度の展示では、半世紀に及ぶ払田柵跡調査事務所による発掘調査の成果や関連する研究をとりまとめて、払田柵跡の成り立ちや移り変わり、その性格に関する様々な学説、最新の発掘情報等を紹介します。

展示期間
2023年9月23日(土曜日・祝日)から11月5日(日曜日)まで
会場
秋田県立博物館2階 企画展示室
開館時間
9時30分から16時30分まで(11月以降は16時まで)
休館日
毎週月曜日(休日と重なった場合は、次の平日)
観覧料金
無料
展示構成
序章 払田柵跡のアウトライン
- 史跡 払田柵跡
 - 遺跡の構造
 - 発掘調査の概要
 
第1章 払田柵跡の発見
- 遺跡の発見
 - 調査のはじまり
 - 県内初の史跡指定
 
第2章 払田柵跡の変遷
第1節 丘の上に創建する 9世紀前半
- 政庁、長森東方地区、外郭南門前方官衙域、ホイド清水(すず)
 
第2節 柵内、にぎわう 9世紀後半
- 政庁、外郭南門前方官衙域、長森東方地区、長森西方地区
 
第3節 いざ、大改修! 9世紀末~10世紀前半
- 政庁、外郭南門前方官衙域、長森東方地区、長森西方地区、北大路
 
第4節 さらば、柵よ 10世紀後半
- 政庁、外郭南門前方官衙域、長森東方地区
 
第3章 研究者は語る 払田柵跡を巡る学説史
- 河辺府説、第二次雄勝城説
 
第4章 払田柵跡を巡る遺跡群
- 払田柵跡創建以前
 - 創建後の周辺遺跡
 
第5章 払田柵とはなにか
- 城柵としての払田柵跡
 - 雄勝城を求めて
 - 発掘調査は続く
 
終章 払田柵跡のその後と現在、そして未来へ
- 保存整備のこれまで
 - 史跡を伝える
 






関連イベント
以下のとおり付帯事業を実施します。
ご不明な点は、秋田県埋蔵文化財センターまでお問い合わせください。
  秋田県埋蔵文化財センター
  電話 0187-69-3331  ファクス 0187-69-3330
講演会
- 日時 10月14日(土曜日) 13時30分から15時まで
 - 会場 秋田県立博物館1階 講堂
 - 講師 三上喜孝氏(国立歴史民俗博物館教授)
 - 演題 「出土文字資料からみた払田柵跡」
 - 定員 100名(要予約)
 - 申込方法 秋田県埋蔵文化財センターまでお申込みください
平日・土日受付時間 9時から16時まで
電話 0187-69-3331 ファクス 0187-69-3330 
ギャラリートーク(あきた埋文職員による説明会)
- 日時 展示期間中の毎週日曜日 13時30分から14時30分まで
 - 講師 秋田県埋蔵文化財センター 担当職員
 - 会場 秋田県立博物館2階 企画展示室
 - 申込不要
 
展示内容や関連イベントに関するお問い合わせ先
 〒014-0802 大仙市払田字牛嶋20 秋田県埋蔵文化財センター
  電話 0187-69-3331  ファクス 0187-69-3330
展示会場
 〒010-0124 秋田市金足鳰崎字後山52 秋田県立博物館
  電話 018-873-4121  ファクス 018-873-4123
- 主催 秋田県教育委員会
 - 後援 秋田市、大仙市、横手市教育委員会、美郷町教育委員会
 - 協力 雄勝城・駅家研究会
 
                            
