ナマハゲは、小正月もしくは大晦日の夜に、家々に来訪する異形の神様です。ナマハゲの語源については様々な説があります。その一つに囲炉裏に長くあたっていると、手足に火形ができます。それをナモミ、アマミと呼び、これを剥ぎに来る行為である「ナモミハギ」の音が変化して「ナマハゲ」になったとの説があります。それは、新年に向けて怠け者を懲らしめたり、注意を促したりというような、訓戒の意味も含んでいます。
男鹿半島一帯では、毎年、大晦日にナマハゲ行事が行われます。以前は、小正月に行われる集落が多かったです。夕方になると各集落の青年たちが、集会所などに集まり準備をし、威厳のある動作で家々を回ります。
男鹿のナマハゲは「年の折り目に神が来臨して人々に祝福を与えるという古態をとどめ、我が国古来の民間信仰の一形態を示すもの」として1978(昭和53)年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。2018(平成30)年には、ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つとして登録されました。
展示期間
2023年12月7日(木曜日)から2024年2月6日(火曜日)まで
会場
2階 ふるさとまつり広場