自然展示室は細長い空間を活用し、立体的で迫力のある展示が作り上げられています。展示室は生物の展示である「いのちの詩(うた)」ゾーンと、地質の展示である「大地の記憶」ゾーンから構成されています。生物の展示は、秋田の生き物を自然環境ごとに紹介しており、地質の展示は46億年前の地球の誕生から現代に至る秋田の大地の形成を時間軸に沿って展示しています。 自然展示室ではできるだけ多くの実物資料を展示し、その中から秋田の自然を身近に感じ、生命を育む自然環境の豊かさや、ダイナミズムを感じてもらえるように工夫を凝らしています。特に生物の展示ではアクリル封入標本や真空凍結乾燥などの新技術を用いて、できるだけ自然に近い状態の標本を見ていただけるように力を入れています。また、地質の展示はできるだけオープンにして、実際にさわってもらえる標本を増やしています。 |